スーパーマンになった豚君の巻

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登場キャラクター

催眠術にかかって暴れ出した豚君をビームで元に戻す。
オオカミ君A(スーパーマン)
自称・催眠術の名人で背の高い方。豚君にスーパーマンになる催眠術をかけるが…。
オオカミ君B(スーパーマン)
オオカミ君Aに催眠術をかけられた背の低い方。かかったフリをしてAを突き飛ばす。
豚君(スーパーマン)
オオカミ君Aに催眠術をかけられるが、暴走してしまい…。

あらすじ

催眠術の名人を自称するオオカミ君A。
試しにオオカミ君Bに「スーパーマンになる」催眠術をかけてみせる。だが、BはかかったフリをしてAを突き飛ばしてしまう。
その様子を見て「本当に催眠術にかかった」と思い込んだ豚君は、自分にも術をかけるようAに訴える。
要領通り「眠くなる」術をかけるA。すると豚君は本当に眠ってしまった。
想定外の事態に狼狽えるオオカミ君達。すると再び目を覚ました豚君は突如2人に襲いかかる。どうやら自分の事を「スーパーマン」だと思いこんでしまったようだ。
騒ぎを聞きつけたポロンは、ビームで豚君を正気に戻す。そして、オオカミ君達と視聴者に「悪ふざけで変な催眠術ごっこをしない」と説教するのだった。

全台詞

...


使用楽曲

Pizzicato Pour Vénus - Jean-Jacques Perrey

エピソード所見(教訓・ツッコミ等)

教訓は「変な催眠術ごっこをしないこと」。
だが、作中で行われた催眠術は(オオカミ君の予想に反して)実効性があり、「悪ふざけ」ではあっても「ごっこ」とは成立しないのは明確である。
ポロンがこのように啓発したのも、豚君のような暴走による騒動を発生させまいとするものと思われるが、子供が「催眠術ごっこ」をしたところで本当に術がかかる筈もないため、杞憂に過ぎないのである。
要するに「花の信号機に青ペンキをかけない」「巨大な紙ヒコーキに乗って空を飛ぶのは危険」という教訓と同じく、作中世界においては十分な説得力を発揮していても、テレビの向こうにいる現実世界の視聴者には「何言ってんだこいつ」としか思われない空虚な戒めでしかないのだ。

もちろん催眠術そのものは決して架空の事物と断定する事はできない。
バラエティ番組等で披露されるものを中心に「やらせ」「インチキ」と唱える者もいれば、心理学的・人体科学的見地から実際に効果のある技術であると肯定する者もいる。

オオカミ君Aは自らを「催眠術の名人」と呼んでいた。最初に術をかけられたオオカミ君Bには効果がなかったようだが、豚君に対しては本人の意図に反して効き目が現れていた(効果の内容は最終的に無関係のものであったが)。
この流れとポロンの「悪ふざけしてはいけない」という台詞を照らし合わせると、オオカミ君Aは始めからデタラメな催眠術で友達を誂うつもりでおり、豚君の件で「嘘から出た真」と言わんばかりにちょっとした天罰が下ってしまったと見る事もできる。
オオカミだけに『オオカミ少年』のような「出任せばかり言うとしっぺ返しが来る」という寓話的要素も上記の教訓には含まれているのかも知れない。

あと、「スーパーマン」は確かに強いが「俺は強い」みたいな事をドヤ顔で喋るようなヒーローではないし、ましてや罪なき一般人に暴力を振るうような存在ではない。第一そんなものはヒーローとは呼べないだろう。ポロン世界の「スーパーマン」は本当にそのようなヒーロー像なのだろうか…。
また、「スーパーマン」の権利関係は厳しい事で知られる。ただでさえ名前を借用しているのだから品位を貶めるような真似はしない方が……と、40年以上前のアニメに言っても仕方がないだろう。

「自称催眠術師のオオカミ&実験台となる豚」という組み合わせは『催眠術は恐しいの巻』とよく似ている。
あちらの回では教訓らしい教訓が見当たらない上に、おなじみ『OKA』色が色濃く表れており、事件の本質的な解決にも至っていない分、今話のポロンは比較的良心的な行動を取っていると言える。
とは言うものの、何故催眠術にかかった演技をしていただけのオオカミ君Bまで一緒に叱っていたのか。彼の芝居が結果的に豚君に好奇心を抱かせるきっかけとなったのは否めないが、ある意味オオカミ君Aの「悪ふざけ」に歯止めを掛けていたようにも見えそうだが…。

定型コメント


  • 最終更新:2017-08-13 07:40:21

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