うそつきキリン君の巻

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登場キャラクター・主なアイテム

学校の先生として登場。キリン君たちのクラスを受け持つ。
キリン君(うそつきキリン君)
いつも遅刻している。この日は「母親が病気で寝ていたから遅れた」とわけを話すが…。
キリンくんシロクマくんの友達の方)、『竹馬は安全にの巻』のキリンとは別人。
タヌキ君(うそつきキリン君)
ポロンにキリン君がまだ来ていない事を告げる。
ウサギ(うそつきキリン君)
キリン君が危ない登校をしているのを見て驚く。
ポロンが教師として勤め、キリン君たちが通う学校。
何台かが登校中のキリン君の側を通りかかる。
舞台が動物小学校であることを視聴者に説明。

あらすじ

ここは動物小学校。
いつも遅刻しているキリン君は、この日も遅れて登校してきた。
母親の病気が理由だと話すキリン君だが、担任のポロンは半信半疑。今朝のキリン君の様子を確認することにした。
検証の結果、遅刻の原因は単なる寝坊。キリン君が話していた理由はうそだったのだ。
うそがバレてしまったキリン君は、もううそをつかない事を誓うのだった。

全台詞

...


使用楽曲

Péripéties De Charlie - Janko Nilovic

エピソード所見(教訓・ツッコミ等)

教訓は「うそをつかないこと」。
確かにキリン君は遅刻原因の言い逃れのためにうそをついてはいたが、ポロンの台詞通り遅刻を繰り返しているのならば、その事についてもきちんと反省するべきではないだろうか。「もううそはつかない」と誓ったのは良いが、いつも遅刻しているという自覚を持っているにも関わらず、「もう遅刻は繰り返さない」と反省の弁すら述べないというのはいかがなものか。

教訓自体は『うそつきうさ君の巻』と共通する他、うその証明がポロンによる何らかの能力である点も同一である。
しかし、特筆すべき大きな相違点もある。『うさ君』の過去の映像がどのような形で見えているのかが分かりにくかったのに対し、今話ではポロンビームによってプロジェクターのように映像を映し出すという明確な描写が挿入されているのだ。
透視の目』やそれに近い能力の存在を過去に何度か見せてきたポロンだが、このような投影方式で映像を映し出していたという推測も可能である。

なお、キリン君にビームを照射する描写がない事から、彼の記憶を読み取ったりしているわけではなく、ビーム自体にポロンが見たい他人の過去を調べる力が備わっている模様(『ドラえもん』でいう『タイムテレビ』のようなもの?)。
しかし、いくら遅刻常習犯の実態を暴くためとはいえ、プライバシーに関わる部分をクラスメートたちの前に晒す行為は問題があると思われる。

そんなポロンは今回動物小学校の先生として登場。『螢の光の巻』や『交通安全教室の巻』などで教師のような役目を担っていた他、『狸のお尻が燃えたの巻』など学校内に出入りしている描写もあったが、彼が明らかに「小学校の担任の教師」であると分かるエピソードは今話が初となる。
なお、児童たちがポロンを何と呼んでいるかは不明。さすがに「ポロンちゃん」ではなく普通に「ポロン先生」ぐらいの呼び方だと考えられるが(なお、『交通安全教室』では『ポロンちゃん』と呼ばれている)。

登校中のキリン君が車をジャンプで避けようとしているようなシーンがあるが、見るからに安全な位置にいるのに勝手に反応して無駄なジャンプを繰り返しているようにも見える(遠近法の問題か?)。
映像を観ていたウサギはこれを見て「危ない」とコメントしているが、交通安全に関する戒めはラストに用いられておらず、そもそも何が危ないのかも説明不足であるため、完全に蛇足なシーンと化している。
話の盛り上がりと結びつきが弱かった信号無視の件を半ば強引に教訓にねじ込んでいた『アイスクリームだ走れの巻』とは相反する。

『ポロン』に登場する「動物小学校」のデザインは複数存在するが、本エピソードでは『透明人間の巻』と同じものが使われている(校舎の背景が、透明ウサギが校門の前に立つカットと同一)。

定型コメント

じゃがりこ
麒麟がくる
透視の目
公開処刑

  • 最終更新:2020-09-01 19:31:10

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