ゼンちゃんツーちゃん

ゼンちゃんツーちゃん(読売新聞北陸版).png

ゼンちゃんツーちゃんとは

「ゼンちゃんツーちゃん」とは、星の子ポロンと同じく時報映画社製作の子供向け交通事故防止キャンペーン番組(アニメ・実写併用)である。

本放送では日本テレビ系列(一部地域を除く)で放送され、その後、1970年代に番組販売の形で全国各地で放送された。放送年代から「ガンとゴン」「星の子ポロン」以前に制作されたと考えられ、後に製作される「星の子ポロン」との共通点も多い。

本放送から2年後に16ミリフィルム教材(恐らくテレビ放送版の再編集)が発売されている。詳細は後述。


概要

出版当時のテレビアニメはほぼ全て網羅されている『TVアニメ25年史』(徳間書店,1988.12)にも未掲載の、まさに<幻>のアニメ。

「ゼンちゃんツウちゃん」「ゼンちゃん・ツーちゃん」等、新聞のラテ欄では表記ゆれが見られる。
タイトル・名前の由来はおそらく「交」とみられ、一部の新聞では「全ちゃん通ちゃん」という表記になっていたこともある。(山形新聞より)

本放送の放送回数から、少なくとも78回分の話数 (*1)があったと推測される(埼玉新聞より)ほか、後述の『テレビ夢50年』でも"副題数"は78とされている。
また、一部新聞の一部回には話数と思われる番号表記があった。
  • 東京12チャンネルでの放送の初回では①表記。(読売新聞より)
  • 日本テレビでの放送では、②、⑥~⑦、⑨~⑩、⑬~⑰表記。(埼玉新聞より)

「星の子ポロン」「ガンとゴン」「サンダーマスク」と共に、時報映画社による番組配給用のフライヤーが存在する。

後年の書籍や雑誌などでテレビ放送版に触れられることは殆ど無いが、僅かながら放送当時に本番組を紹介している記事等が存在する。詳しくは「ゼンちゃんツーちゃんに関する資料」の項目を参照。

ゼンちゃんツーちゃんに関する資料

本放送当時の週刊文春記事

「週刊文春」昭和44年12月1日号のp.17(情報源)で本作が紹介されている。
ぜんちゃんツーちゃん(NTV)
子供むけの交通事故防止キャンペーン番組。時報映画社制作。楽しく見れることをモットーに制作しているだけに、ぜんちゃん、ツーちゃんの二人を主役にしたアニメーションは精巧だ。5分番組に百万円ちかくの制作費をかけている。
[月~土曜・前・8・20]

本放送当時の埼玉新聞

本放送の後番組「シートン動物記」の新番組予告記事にて、少しだけ本作に関する記述がある。(埼玉新聞より)
(前略)
月曜から土曜、午前8・20~8・25放送の「ゼンちゃんツーちゃん」に代って、一月十九日(月)から登場する、子ども向けのカラー・テレビ動物記。
(後略)

富山テレビで放送された際の番宣広告

唯一確認できる公式ビジュアルとして、富山新聞・20日付と、北日本新聞1970年4月12日付と、読売新聞北陸版1970年4月12日付に掲載された番宣広告が存在する。(富山新聞)(北日本新聞)(読売新聞北陸版)

楽しくテレビを見ながら交通知識が身につく教育テレビまんが!
提供/各社
(富山新聞1970年4月3日付より)
よい子が見ておもしろく
知らず知らずのうちに交通知識が
身に付きます ママといっしょに見てね
――――――――――――――――――――――――――――――――
提供 須田章商店・日本海ガス・サカイ・和田屋・伏木海陸運送・富山コクヨ
   アカシヤランド・宮本工業・高木製作所・中田製菓・丸八・高志スポーツ
   高野酢造・福井造園・東洋ガスメーター・笠原・ワシアルミ・カイエイ
   毛利謙蔵商店・福住・月世界・ポーラ化粧品・大谷喜作商店・
   ウチヤマキカイ
(北日本新聞1970年4月12日付より)
交通知識が
身につく
テレビまんが

声の出演/野沢雅子他劇団東芸

■提供     ワシアルミ   福井造園    丸八      宮本工業
須田章商店   月世界     カイエイ    東洋ガスメーター 高志スポーツ
伏木海陸運送  日本海ガス   ポーラ化粧品  毛利謙蔵商店  笠原
高木製作所   富山コクヨ   サカイ     大谷喜作商店  福住
高野酢造    中田製菓    アカシヤランド 和田屋     ウチヤマキカイ
(読売新聞北陸版1970年4月12日付より)

日本テレビ社史『テレビ夢50年』DVD-ROM編

日本テレビ社史『テレビ夢50年』のDVD-ROM編に収録の、「全放送番組一覧」というエクセルデータベースでは以下のように登録されている。(情報源1情報源2)
番組名 放送開始日 放送終了日 放送曜日 放送区分 副題数 出演者 他 担当者
ゼンちゃんツーちゃん 19691020 19700117 月火水木金土 レギュラー 78 野沢雅子 藤井賢祐


ゼンちゃんツーちゃんに関する噂

  • 魔法の使い方を思い出せません-「雑談・ネタ」の質問 - グリキュー(リンク切れ)
    • ゼンちゃんは呪文を唱えることで交通事故を避けたり、(無謀な運転を懲らしめるために)事故を起こしたりすることが出来る。
    • ゼンちゃんの声優は野沢雅子だった?
  • @jingu77さんのツイート
    • ゼンちゃんかツーちゃんかが呪文を唱えて、歩道橋の階段をエスカレーターにしちゃう話があった。
    • 呪文は「ダリベツダリベツスルーリー」?
  • @gongongkingさんのツイート(1) @gongongkingさんのツイート(2)
    • 交通ルールを守らない子をツーちゃんが魔法(?)で助けたり、ゼンちゃんからお仕置き的なビームを浴びたりする。
    • OPタイトルの最後に、ゼンちゃんとツーちゃんが並んで笑うシーンがあった。
    • 本編の前に実写映像が入っていた。実写の風景映像が必ず入っていた。
    • 主人公格の男の子がツーちゃんだった。
    • 男の子がゼンちゃんだと思って見てたら、女の子が男の子をツーちゃんって呼んだ回があった?
    • 女の子は呪文を唱えない。
  • @mixjuice2kさんのツイート(1) @mixjuice2kさんのツイート(2)
    • 危ない事をしている人や機械が交通事故を引き起こすモンスターになり、それを「ゼンちゃんツウちゃん」が魔法みたいな能力で解決するという話だった。
      • 例えば、信号や踏み切りが悪意を持って「化け物」に変化して、人々を襲うという感じである。
    • 魔法で人助けやお仕置き(マナーを守らない人やモンスターをへこませるなど)をしていた
      • お仕置きは軽くとっきめるといった感じ。
    • モンスターは元の機械に戻す描写もあった。
    • 主人公格の男の子がゼンちゃんだった。
  • @pegiminnhさんのツイート
    • ゼンちゃんツーちゃんだけがアニメであとは実写だったような気がした。
      • 例えば、背景が実写でキャラクターだけがアニメのような感じ。
  • @hiroya0626さんのツイート
    • 読売テレビの午前中に放送されていた。
      • 何度も再放送されていた?
    • OPの後に実写パートが始まり、主役の二人が交代でナレーションをしていた。
      • 回によってはツーちゃんが交通安全に縁のある大人たちと会話していた。
    • 小さな男の子がゼンちゃん。正体は不明だが、周りに馴染んでる。声優は野沢雅子。おさげでのっぽな女の子がツーちゃん。
      • ゼンちゃんは魔法が使える。ツーちゃんは優しい性格で、ゼンちゃんに事件を伝えるのが主な役目。
    • 番組内で死者はなく、負傷者もほとんどでなかった。
  • @alen_bluebeeさんのツイート
    • 前後編で連接バスの話があった
      • ツーちゃん(ゲストの子供?)が内輪差で轢かれて怒ったゼンちゃんが町工場に殴りこんで連接バスを無理やり開発させる話。ツナギ姿のオッサンが泣きながら建立してた。
    • 「曲がり建てのバスを作ろう」と言っていた?
    • 連結部はキハユニ16系のアコーディオンカーテン的な物でつながってた。
  • 記憶のかさブタNO33・帯アニメ特集2
こちらは「星の子ポロン」の証言として紹介されたものであるが、本作と勘違いして書かれている可能性もある。
突然、円盤で町の上空にやってくるポロン。
ポロン「みんな、あぶないよ。あぶないよ!」
実写映像・子供の通学風景。そこに車が!
ポロン「あっ、あぶない!」
子供、手を挙げて道路を渡る。車、一旦停車する。
ポロン「あぶなかったねぇ~。」
今度は自転車に乗った子供、曲がり角から車!
ポロン「あっ、あぶない!」
子供、自転車から降りて停止。車をやり過ごす。
ポロン「あぶなかったねぇ~。」
子供、道でボール遊び。ボールが車動に!
ポロン「あっ、あぶない!」
子供、左右確認してボールを取りにいく。
ポロン「あぶなかったねぇ~。」
みんなも車には気をつけようね。

ポロンのテーマが一時期、交通安全に集中した時期があったそうで、
これはその時のエピソードのようす。
故に、その時見た人は、野沢雅子(ポロン)が何かにつけて、
「あっ、あぶない!」と「あぶなかったねぇ~。」ばっかり言うもんで
ポロンの記憶、というと、「あっ、あぶない!」と「あぶなかったねぇ~。」
しか出てこなかったそうな。

各地の放送時間

本放送

本放送は日本テレビ系列同時ネット(一部地域を除く)であった。
TBS系列が無い地域のクロスネット局では「安ベエの海」を放送。 (参照)

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再放送・遅れネット

本放送終了以降、1970年代に全国各地で再放送・遅れネットで放送されていた。
現在確認されている最後の放送は1978年の読売テレビでの再放送である。
なお、1978年12月に道路交通法が改正されており、これが1978年以降再放送が途絶えた原因(現行の道交法と合わなくなった)ではないかという見解がある。

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キャスト

青い帽子の男の子(主人公格。魔法を使う。)
髪を後ろで縛ってる女の子(主人公格)

その他、前述の日本テレビ社史『テレビ夢50年』や新聞ラテ欄より野沢雅子が声優として出演していたことが確定している。(読売新聞埼玉新聞より)
また、野沢雅子以外にも出演者がいたことが確定しており(埼玉新聞より)、キャストには劇団東芸が関わっている(読売新聞北陸版より)。

ソフト化

ゼンちゃんツーちゃん(16ミリフィルム版)


ツーちゃんといっしょにみよう!(16ミリフィルム版)


発掘状況

テレビ放送版は現時点(2019年11月)に至るまで一話も発掘されていない。また、他の80年代後半まで再放送されていたポロンやガンとゴンと違い、現在1978年以降の放送が確認されてないため録画テープが発掘される可能性は低いと思われる。

16ミリフィルム版は2017年9月と2018年8月に開催された『時報映画作品研究会』、2019年10月に開催された『星の子ポロン上映会in岡山』で上映されたが、ネット上での映像の公開には至っていない。

ゼンちゃんツーちゃんに関連するWebページ

ゼンちゃんツーちゃんに関するデータベースなど

テレビアニメ版

16ミリフィルム版


  • 最終更新:2022-09-07 21:28:44

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