トンボになったヤッちゃん

「トンボになったヤッちゃん」とは、星の子ポロンと同じく時報映画社製作の交通安全アニメである。

※本記事内では特筆がない限りはすべて時報映画作品研究会で上映されたものを情報源とする。

登場キャラクター

ヤッちゃん
この物語の主人公である小学生の男の子。本名は不明だが、自宅の表札に『小林』と書かれている。
飛行機作りが得意で、誰にでも親切だが少々慌て者。
ある日、仲間達と遠足に出かけるが…。
ミーコ
この物語のヒロインでヤッちゃんの友達。劇中でのストーリーテラー的存在。
元気で優しいヤッちゃんの事が好きだが、交通ルールを満足に守れない彼を気にかけている。
緑のおばさん
次の青信号を待てずに道路を横断しようとしたヤッちゃんを注意する。
警官
ヤッちゃんの母親
息子に道路への飛び出しをさせないよう警官から注意を受ける。
ミーコの母親
ミーコ曰く「優しいお母さん」。遠足へ行くミーコの為に夜明け前から弁当を作った。
子犬
ヤッちゃんが拾った2匹の犬。ヤッちゃんから道路横断のルールについて説かれる。
ドラゴン
ミーコの夢の中に現れた空想上の生物。飛行機に乗ったヤッちゃんとミーコを襲撃する。鳴き声が鼾のようで汚い。

あらすじ

  • ヤッちゃんは仲間の人気者です。そして大変親切でありますが少しあわてん坊さんでした。そして自動車の一杯走る国道にとび出してしまいました。子供達自身の交通安全教育の徹底を期す為のもの。
    (出典 : 教育機器・教材総合目録 昭和49年版)
  • あそびに夢中になり、車にはねられたヤッチャンは……。
    (出典 : 福島県視聴覚ライブラリー)

作品情報

  • 16ミリフィルム
  • カラー作品
  • 実写併用
  • 1973年
  • 上映時間:15分
(以上出典 : 日本アニメーション映画史)
  • 定価:55,000円
  • 配給:映研
(以上出典 : 教育機器・教材総合目録 昭和49年版)
  • 宮城県黒川郡に16mmフィルムが存在。黒川郡在住なら誰でも借りられる。
  • 福島県視聴覚ライブラリーに16mmフィルムが存在。貸出は県内団体の教育目的による利用のみ。
  • 2003年、青梅市の交通公園日曜映画教室で上映されていた。

全台詞・場面概略

...


使用楽曲

所見(特徴・ツッコミ等)

不慮の事故によって突如失われた少年の命、友達と永遠の別れを余儀なくされた少女の心情をストレートに描いた悲劇。

理屈では交通ルールを分かっていても自分の事となるといざ実行に移す事ができない少年・ヤッちゃん。そんな彼を心配に思うクラスメートの少女・ミーコ。
2人の心情の対比は、児童の交通安全に対する意識の在り方に真正面から疑問を呈していると言える。

全体として動きが少ないものの、ほのぼのとした雰囲気のタッチ、クラスで遠足に出掛ける牧歌的な内容から一転些細な油断が招いた悲惨な結末との落差は、児童向け交通アニメにしてはセンセーショナルなものがある。
軽快なBGMに乗せて狼が轢き逃げに遭い病院送りにされる『星の子ポロン』、主人悪党を撥ねるガンとゴン』と同じ時報映画社が関わった作品とは思えぬ鬱アニメである。

登場人物であるヤッちゃんやミーコ等の声は、『ポロン』でもよく耳にする女性声優のものと酷似している。特にミーコの声は、ワンちゃんや『目が見えないの巻』等に登場するウサギちゃんの声色とよく似ている。

(追記執筆中…)

キャスト

スタッフ

  • 演出:鈴木元章
  • 撮影:間木浩
(出典 : 日本アニメーション映画史)

  • 最終更新:2020-05-15 21:29:27

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