俺さまの川だの巻
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登場キャラクター・主なアイテム
クマ君の助けを聞いて川を独占しようとするライオン君と交渉するが…。
釣り場となる川を独り占めし、クマ君を締め出す。
クマ君(俺さま)
川で釣りをしようとするがライオン君に追い出されてしまう。
あらすじ
川で釣りをしているライオン君。そこへクマ君も一緒に釣りをしようとするが、川を独り占めしたがるライオン君に追い払われてしまう。
仲間外れにされて泣いてしまったクマ君を見かけたポロン。事情を聞き出し、代わりにライオン君へ話をつけに向かう。ところが説得も虚しく川へ投げ飛ばされてしまった。
水中へ潜ったポロンはライオン君の釣り糸を引っ張り、ライオン君を川の底へ引き摺り落とす。
その後、お仕置きとばかりにライオン君を釣り上げ、そのまま木に吊し上げるのだった。
全台詞
...
使用楽曲
Madder Than Mad - Jean-Jacques Perrey
エピソード所見(教訓・ツッコミ等)
教訓は「独り占めをしない」「除け者にせず、誰とでも仲良く接する」。
説得に来たポロンが返り討ちに遭うという展開が『盆踊りの巻』『煙モックモクの巻』とよく似ているエピソード。しかしやはりと言うか、そう簡単に引き下がるポロンではなく、目には目をとばかりにライオン君を体罰で懲らしめてみせている。
同じ釣り回で見たようなやり方でライオン君を吊し上げてから仲良くするよう言い聞かせるポロン。
だが、ライオン君の口からは最後まで釣り場を独り占めした事やクマ君を除け者にした事への反省が述べられていない。さらに、自分では太刀打ちできずにポロンを当てにしたクマ君がここぞとばかりに無防備のライオン君を調子良く煽っている。
この2者の様子を見れば、この後本当に仲良く釣りができるかどうかは想像するまでもないだろう。
加害者がポロンから制裁を受け、それを見た被害者が加害者を受け入れることなく嘲笑う。この構図は『盆踊りの巻』のラストと全く同じだったりする。デジャブを感じた方もいるのではないだろうか?
第一、ポロンが解決するいじめや対立の問題解決は、お互いの和解を目指したものとは思えぬ過剰な手法が多いのは発掘順に見てきた方ならご存知の筈。未知数な力の行使によって発揮される彼の過激思考は、百獣の王をも平伏させてしまうのだ。…この「百獣の王」という二つ名をこの記事で使ってもピンと来ないのは、ライオン君が全くライオンっぽくないのが原因だろう。
最後のカットはポロンの正面顔バンクが使われている。ポロンの説教と言えば笑顔バンクか説教顔バンクが多く、ラストのカットに使われる回が大半を占めるが、最後のカットに正面顔が使用されたエピソードは現在発掘された中ではこの回のみである。
正面顔で説教しながら締めるとは、自身が川に投げ落とされたこともあって相当ご立腹だったのだろう。もっとも、説得しに来ただけなのにいきなり川に沈められて怒らないというのもおかしな話ではあるが…。
『海底大冒険の巻』と同様、ポロンが水中で自由に動き回っている。
定型コメント
ジャイアニズム
ライオン…?
ざまぁ
いいぞ
LKA(ライオンに厳しいアニメ)
- 最終更新:2022-08-19 19:37:09