奇術師オオカミ
概要
『不思議な奇術師の巻』に登場するオオカミ達による奇術パフォーマンス集団。
ここでは、奇術師オオカミの他、団員についても解説する。他の団員がいるかは不明。
特徴
サーカステントのような会場を設け、中では観客参加型のマジックを披露する。
団員が「世紀の大魔術」と謳うその奇術ショーの内容は、帽子の中から大量の金貨を出すという結構本格的なもの。どっかのサーカスがやっているコップ芸なんかよりよく出来ているはずだが、観衆からの反応は今ひとつで歓声はおろか拍手すら起きない。
続いて、ショーを観に来ていたネズミ君をステージに上がらせ、「もっとお金が拾える」と誘い込み大きな箱の中へ入れるが、それはネズミ君を閉じ込めるための罠だった。
ネズミ君がボッシュート落とされた地下室で怪しげな笑いを浮かべる奇術師。そして…。
「美味そうなネズミだこと~!」
突如捕食動物の本能を顕にしたかと思うとネズミ君をご丁寧に食器を用いて食べようとする。…が、いつの間にか居合わせていたポロンによって撃退されたのだった。巨大フォークとナイフに追い回される奇術師がその後どうなったかは……視聴者諸氏のご想像にお任せする。
捕食本能を持ったオオカミとしては、発掘順では『しっぽが氷っちゃったの巻』以来久しぶりの登場となる。
途中まではその本能を隠し通していただけあって、この衝撃展開に驚かされた視聴者も少なくないだろう。
『催眠術は恐しいの巻』には彼と風貌の似た魔術師のオオカミが登場するが、衣装やその他細部のデザインが異なるため別人と思われる。
団員
冒頭で威勢良く客引きを行っている。
奇術師オオカミがマジシャンらしい衣装に身を包む一方、こちらのオオカミはごく普通の服装。団員と言うより手伝いで来たとも考えられる。顔は奇術師とそっくり。
冒頭でネズミ君が入場するシーン以降は出番がなく、奇術師がネズミ君を食べようとする展開でも姿を見せない事から、共謀者としての印象は薄い。あるいは「客を監禁し食べる」という目的自体を知らずに単なる奇術ショーの客寄せとして雇われただけで、こちらは悪人ではない可能性もある。
彼らが奇術ショーを開いた目的は、客の動物を誘い込み食べるためだけだったのだろうか。だとすれば、正面切って堂々と動物を食べようとしていた他の捕食オオカミと比べても相当回りくどい手段である。
主な台詞
奇術師
- 「さぁーてタネも仕掛けもない帽子の中からぁー、はい!このお金はお客さんにプレゼントしましょう!」
- 「さあさあそこのネズミちゃん、いらっしゃいいらっしゃい!」
- 「この箱の中に入ると、もぉーっとお金が拾えるよぉ~!」
団員
- 「さぁーいらっしゃいいらっしゃい!世紀の大魔術だよぉー!あーいらっしゃいいらっしゃい!」
- 「さぁさぁさぁ、どうぞ!」
- 最終更新:2020-06-27 20:47:22