煽り狸
『煽り狸』とは、『星の子ポロン』に登場する一部のタヌキキャラクター群を指す名称である。
キツネくぅん、概要ぐらい読まなきゃこの記事理解できないよ
かるた取り組のタヌキ君を筆頭に、ポロン世界のタヌキ達は基本的に他人を煽り、詰り、扱き下ろしたがる性格を持つ。
児童教育アニメとは不釣り合いなほど(外見も含めて)可愛さの欠片もない彼らのキャラクター像は、『ポロン』特有の殺伐とした雰囲気を昂揚させる要素として良くも悪くも大いに機能している。
特徴も知っとかないから(ポロン界隈で)遭難するんだよぉ
煽り狸の主な特徴および問題点は以下の通り。
カードゲームは負け知らず
劣勢側にある対戦相手をわざわざ煽りで畳み掛ける精神攻撃も欠かさない。
格下の相手とも友好を装う
キツネ君側の口調を見るに、彼は彼でタヌキ君をあまり好ましく感じていないらしく、苦手意識も抱いている。かたやタヌキ君にはそうした弱りが一切表れないのだ。
「煽り狸の煽りスキルが高い」と言われる理由はまさにここにあるのだろう。本心や感情を表に出す事なく自然体の上で徐々に相手の調子を掻き乱す高度なテクニックの持ち主と言えよう。
かるた取り組登場回の場合、「タヌキ君に煽られたキツネ君が激高し、喧嘩に発展する」という展開になっても良いはずであるが、そうならずにキツネ君がタヌキ君に煽られっぱなしなのも、キツネ君がタヌキ君に対しては気弱なのを知ってのことだからだろう。つくづく厄介なタヌキである。
迷いのない悪
荒み様としてはもはや煽りすら超越しているが、気にするな!
前者は冬の早朝から外で掃除という感心する姿を見せたと思いきや、突然「道に水を撒いて凍結させる」という悪戯を、後者は「パン工場見学が面白くないから」という理由でこれまた何の脈絡もなく工場内で暴れ始める。
『ポロン』で行われる悪事や不正と言えば、大抵は明確な目的の達成や欲求を満たすために実行されるものであるが、多くのタヌキはそういった心理的トリガーすら存在しない事が多い。
ただ、周囲に害を及ぼすという状況を生み出すために悪戯を行うのみなのである。
これが彼らの信念に基づいた行動であるかまでは判断しかねるが、悪事に対し一切の躊躇がない姿勢は一周回って賞賛に値する領域とも呼べるだろう。当然ながら、悪さ自体決して褒められたものではないが。
ポロンによる優遇
かるたタヌキ君がその最たる例であるが、煽り狸達の多くはポロンによるお仕置きや説教のターゲットとなるパターンが少ない。
ポロンと秘密裏にコネクションを張っているのか、いや単純にポロンと特別仲が良いだけなのかは分からないが、ポロンが煽り狸に対しては明らかに制裁の手を緩めているのが分かる。
キツネ君をやたらと煽ったかるたタヌキ君(&ウサギちゃん)に「あまり他人を煽るのは良くない」といった説教をしないのはまだ序の口、作中屈指の問題児とされる『変なパン~』のタヌキ君に至っては救出するのみで体罰はおろか説教すら行わなかった程である。
名台詞が拝めるねー、えぇ?
※主に煽り的ニュアンスの含んだ台詞を抜粋。
かるた取り組のタヌキ君
- 「キツネ君としたことが、どうしたのぉ?」
- 「キツネ君、いいカードが行ったねー、えぇ?」
- 「そんな泣きそうな顔してさぁ」
『登山をしようの巻』のタヌキ君
- 「そんな簡単な気でいるから遭難するんだよ、ねぇポロンちゃん?」
『水まくなの巻』のタヌキ君
『変なパンができたの巻』のタヌキ君
- 「へん、何がパン工場だ、おっもしろくもねぇ」
- 「捕まらないよ~だ!」
- 「はっはっは、や~い、ざまぁみろ~い!」
『危ないバレー・ボールの巻』のタヌキ君
- 「ひひひ、わざと飛ばしてやろうっと」
- 「おぉっとっとっとっとぅ。まーたやっちゃったぁ」
- 「まーた手が滑っちゃったー」
『狸のお尻が燃えたの巻』のタヌキ君
- 「階段はめんどくさいから滑ってやろーっと(←何故か怒り顔)」
- 「へん、生意気だよぉ、また滑ってやれー」
- 「何だよぉ、うるせぇなぁ」
『標識のいたずらの巻』『空缶捨てるなの巻』のタヌキ君
- 「標識にいたずらしてやろうかな(脈絡無し)」
- 「へへっ、上手くいったなぁ!」
- 「ヘヘヘッ、ここまで来れば大丈夫!しっかしポロンちゃんもうるさい事言うんだなぁ~」
へん、何が関連項目だ、おっもしろくもねぇ
- 煽られ狸(未作成)
- TAA(狸に甘いアニメ)(未作成)
- 最終更新:2020-09-24 22:22:02