観光旅行の巻

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登場キャラクター・主なアイテム

ネズミ君がわざと落としたお金を一緒に探す。
わざとお金を落としてしまったために大変なことに。
カメを除く他の動物が上下とも服を着ているのに対し、彼のみズボンしか履いていない。
リス君?(観光)
最初にお金を落としてしまう。
イヌ(観光)
同じツアー観光客だと思われる。劇中ではセリフなし。
カメ(観光)
ツアーガイドだと思われる。『スピードはほどほどにの巻』の亀田とは異なり二足で立っている。
観光地の名物として登場。ネズミ君のお金が潜り込んでしまったらしく、ポロンに持ち上げられ、最後はネズミ君の尻尾を挟む。
お金
ネズミ君とリス君がそれぞれ落としてしまう。中央に大きめの穴が空いたタイプ。

あらすじ

ツアーの観光客が大仏を見物していた。
するとリス君?がお金を落としてしまう。探し上げた果てに見つけて喜ぶリス君。
それを見ていたネズミ君は「そんなにうれしいのか」と疑問に思い、自分もお金を落としてみる。しかし、見つからず泣き出すネズミ君。
そこにポロン登場。ポロンも一緒に探そうとするも、ネズミ君のお金はすぐに見つかった。
だがネズミ君の尻尾が罰当たりと言わんばかりに大仏に挟まってしまう。「わざとお金を落とすといい事ない」と説教を行うポロンであった。

全台詞

...


使用楽曲

Colonie Céleste - Jean-Jacques Perrey

エピソード所見(教訓・ツッコミ等)

教訓は「お金を粗末に扱わない」だろうか。

今回の主たるツッコミ所は何と言っても、ネズミ君の謎めいた行動、ポロンの過剰な体罰、そして突然の大仏様ご登場であろう。

ネズミ君は、「落としたお金が見つかる事は嬉しい事なのか」を知りたくてわざとお金を落としたようだが、第一何故そのような考えに至ったのか。
小さい子供には周囲から同情を買ったりするためにあえて不幸な目にあいたがる心理が度々みられるが、一瞬の喜びに気を取られてそれに到るまでの苦痛に目が行かなくなってしまうというのは、小さい子供にありがちなのかも知れない。
また、リス君のように一度失ったお金が見つかった喜びを自ら実践する事で気持ちを共有し、お金の大切さを学び取るといった目的がネズミ君にはあったのかも知れない。
お金を見つけられたネズミ君は「嬉しいな」と口にしており、結果的に金銭の価値を見出す事は叶ったようだ。

そんなネズミ君の小銭探しを手伝ってあげたポロン。落としたお金を探すだけなのにいきなり大仏を持ち上げるというトンデモ行動に出る。
ポロン登場後の大仏カットでは、よく見ると大仏の左耳部分にポロンらしきものが描かれている。ポロンは大仏の耳にしがみつき、像を動かそうとしているようにも見える。
ネズミ君がお金を見つけてから「いよぉっと」等と発して、後述の通りネズミ君が尻尾を挟まれる事から、それまでの間持ち上げ続けていたと考えられる。
ポロンビームを使う描写もない事から、ポロン自身が大仏を持ち上げられる程の怪力を持つ事が分かる。勝手に大仏を動かす方が罰が当たりそうだが…。
描写が説明不足気味なあまり、そもそも大仏をわざわざ持ち上げる必要があったのかという疑問も浮かび上がる。結局、ネズミ君が落としたお金は大仏の内部にあったのか(どうしたらそんな所に入り込むのかというツッコミはキリがないのでこの際置いておこう)?それとは無関係にただ大仏の付近に落ちていただけなのか?後者なら、ポロンは全く無意味な行動を取っていたという事になるが…。
また、大仏を下ろした際にネズミ君の尻尾を挟んでしまう。こうなってしまった原因は明らかに大仏を持ち上げていたポロンにあるのだが、当の本人は「お金をわざと落としたから悪い事が起こった」という理屈を付けて誤魔化している。
お金を粗末に扱ったネズミ君を懲らしめたいのは分かるが、尻尾を下敷きにするのはやり過ぎ。教訓を無理くりに大仏と絡めようとした結果がこれである。

タイトルや冒頭でこそ「観光旅行」というシチュエーションが押し出されているが、上記のようにストーリーの中枢は旅行そっちのけである。名所としての「大仏」をアイテムとして再利用できただけ、スタッフ的にはオールOKだったのだろう。

なお、この大仏さんは後に『スカンクきらいの巻』というエピソードにも登場するのだが…。

定型コメント

あ、亀田!
大仏
ミッキーっぽい
パインアメ
は?
頭悪そう
なんだこいつ
お金がないよー!
ポロンを探せ!
ぃよぉっと
結局体罰
観光旅行は…?
ポロン不要

  • 最終更新:2021-12-15 21:25:02

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